自分の子供にも読ませたい漫画16選

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いい漫画を描きたかったら、自分が成長するしかない
ーー井上雄彦ーー

 

こんばんは。ロマサラです。

前回はネット小説についてオススメを書かせていただきました。

Minimal ミニマリスト
https://romasala.com/netnovel/
幸せミニマリストを目指すブログ。栄養・運動・マネーそこそこ、ジャンル問わない記事を少し。鬱、脱毛症、不登校等人生色々あったので誰かを励ませる大人になりたいと思ってます。FP2級取り、積立NISA始めました。

そして、今回は漫画編です。遂にネット小説だけでなく漫画も卒業。私の趣味ライフはどうなってしまうのでしょう。。。

ネット小説ほど膨大な時間は捧げていませんが、ジャンプ、サンデー、マガジン系は結構読み漁ってきましたし、青年向けや少女漫画もオススメされれば読んできたので人並みには読んできたんじゃないかと思います。

そんな私が、子供に読ませようと全巻自腹をきって集めた漫画8選と持ってないけど読んで欲しいと思った8選を載っけていきたいと思います。

選んだ軸

漫画とは一種の学習である

私個人的に漫画は楽しいや凄いなどの感動をもたらしてくれるのはもちろんのこと、哲学や生き方、考え方のモデルを提示してくれる教材であり、何かを学ぼうとする時のカンフル剤や切っ掛けになってくれるものだと思っています。

なので今回は子供に学んでみてほしい事、考えてみて欲しい事が凝縮されていたり、なるべく広く提示してあると思ったものを選びました。

打込むことがもたらす感動、音楽への興味、運動の喜び、偏見という概念に対する思考、人間の素晴らしさ、学ぶ楽しさ、愛の多様性とかを少しでも学んでくれたらいいなと思ってます。

※子供に押し付けるように読ませるのは嫌なので、家に置いておいて、子供が見つけて読みたいと思った時に読んでくれたらなと思っています。

子供に読んでみて欲しくて自宅保管中8選

・スラムダンク(全31巻)


『努力』『更生』『バスケットボール』

なんでこんなに面白いんでしょうね。最早おすすめ漫画界のデファクトスタンダードといっても過言ではない。誰の頭からも離れないような名言がたくさんある凄い漫画ですよ、こいつは。正直私がオススメするまでもなくみんな読んでる。笑

一不良でしかなかった『桜木花道』が、初心者ながらももがき、熟練者と張り合い伸びていく描写はどうしてこんなに我々読者を暖かい気持ちにさせてくれるんでしょうかね。登場人物全員が主人公と読んでもいいくらい、背景や心理の描写もされているので引き込まれ続けます。覚悟や決意、想いがいつだって彼らの毎日のハードワークを形作り、辛い時の支えとなってくれたんですね。是非読んでみてください。泣けます。私は30巻の走馬灯でいつも泣いてます。

【思い出シーン】
ーー断固たる決意ってのができたよーー

・のだめカンタービレ(全25巻)


『音楽』『オーケストラ』『音大』

ドラマ化からの映画化もあって、私たち世代は結構好きな人多いんじゃないでしょうか。私はサウンドトラックまで持ってます。オペラやオーケストラを含めて音楽を大好きにさせてくれた漫画。
音の表現は漫画ではできないと思っていました。しかし、耳では伝わってはこない代わりに想いや迫力が目を通して訴えてくるわけですよ。音楽の素晴らしさを

変人じみているが才あるピアニスト『野田恵』に才能を発揮するきっかけをもらった指揮者の卵『千秋真一』。野田恵の才能を見込み、磨いて羽ばたかせたい気持ちはあるが、本人は楽しい音楽を望んでいる。そんな二人の違う世界を望みながら一緒にいたい気持ちの葛藤が凄く良い。

真一君は磨けば光るし、やれば凄い演奏ができるから頑張ってみようって誘うんですけど、その才能の使い道はコンクールやコンサートなどの高みではなく子供達との時間と考えている恵ちゃん。歯がゆいですよね、おせっかいなのかエゴなのか、人生においては何が正解など誰にもわからない。それでも進み続ける真一君や音楽と向き合う人達の情熱や彼らからの問いに揺さぶられ悩む恵ちゃん

才能を見いだされ、発揮を望まれる。そこに惜しみない愛と、期待が注がれ続ける。こんな幸せなことないですよ本当。是非読んでみてください!

【思い出シーン】
ーーそれでもオレはやっぱり何度でもあいつをあの舞台に連れて行きたいと思うんだ。このピアノを聴くたびに。ーー

・ピアノの森(全26巻)


『音楽』『ピアノ』『偏見』『子弟』

音楽ももちろんいいんですが、師弟愛や、親の職業からくるいじめ、才能への嫉妬と葛藤など、より人の心情に寄り添ったピアノ漫画だと思います。絵が人を選ぶので敬遠しがちだと思うのですが、8巻あたりからは大分いい感じの絵になるのでご安心を。絵で避けるのが本当にもったいない傑作。

事故により引退を余儀なくされた元天才ピアニスト『阿字野壮介』、音楽の先生として赴任されてきた小学校には、水商売に身を置く母を持つ『一ノ瀬海』とピアニストの父を持ち、自らもその後を追う少年『雨宮修平』がいた。阿字野は弟子を取らない事にしており、雨宮の師事を断るが、何の因果か、運命に導かれるように海にピアノを教える事になる。努力する二世ピアニストである雨宮と、ピアノが大好きでしょうがない貧乏学生の海は同世代のライバルとして長い付き合いとなっていく。

海は一心なんですよね。ピアノが好きで仕方ない。一方、海の境遇や熱意を才能と捉え、超えられない壁のように感じてしまう雨宮。正解のない音の世界に自分らしさを求め悩む。

努力するものなら是非読んでみてほしい。どのような形でも突き抜けたものには答えとなる境遇がやってくる。そう確信できる漫画です。

【思い出シーン】
ーーお前は、お前の”K280″を弾け!ーー

・四月は君の嘘(全11巻)


『音楽』『ピアノ』『病気』『トラウマ』
絵がポップで親しみやすいので男女問わず音楽への入り口に丁度いいと思います。ちょっと詩的で、『三月のライオン』と雰囲気似ている気もするような。

聞こえてくるのは想いなんですよね。『のだめカンタービレ』も、『ピアノの森』もどちらかというと、音楽の作り手の意図などを汲んだ上での描写が多いが、この漫画は奏者の背景が描写の前面に出ていて面白い。でもそれが凄く心を打つ。一心な想いが乗った作品とは、どの分野でも自然と感情が揺さぶられるものです。

母の死からトラウマに囚われ、自らの演奏中に音が聞こえなくなってしまった元天才ピアニスト『有馬公正』。強気でトラブルメーカーなバイオリニスト『宮園かをり』に見初められ伴奏をする事に。音を探してもがく有馬、強烈な個性で音楽というものを見せつける宮園。舞台に引きずり上げられ、音楽をもう一度捉え直して弾く有馬の音は何を映すのか。

決められたタイミングと決められた音階。それなのに表現があるとは、自分には肌感のない世界ですが憧れてしまいますねえ。そうなると正解や見本がない演劇の世界の練習はどのようなものなんでしょう。いつか演劇の漫画とか読んでみたい。

【思い出シーン】
ーー音楽があったから 出会えた瞬間がある 出会えた感動がある 出会えた人達がいる 出会えた想いがあるーー

・坂道のアポロン(全9巻+BONUS TRACK1巻)


『音楽』『ジャズ』『偏見』『昭和』

昭和の大学闘争があった頃が舞台。ジャズをキーワードとして物語が展開されていくが凄く考えさせられる作品。この頃の生きづらさと今の生きづらさは全然違うし、各々が抱える背景を私たちが完全に理解する事はできないだろうけど、恋愛や社会に対する鬱屈とした気持ちを抱える時期とかは誰もが通る道だったんだろうなと勝手に妄想や想像がはかどった作品。爽やかなのにほろ苦い。

複雑な家庭環境を持ち転校を繰り返す繊細な学生『西見薫』、新たな学校で出会った暴れん坊の『川渕千太郎』がドラムを叩く事を知り、ひょんなことからセッションする事になる。

音楽が解放を表していますが、一方日常パートはなかなかに鬱屈です。しかも、なかなか解放のカタルシスがない。各自が迷い悩むが、それらは簡単に解決するものではない。その中でジャズという、感情をぶつけ合い、その時のリアルを大切にする音楽だからこそ味わえる開放感や一体感。そこにのめり込む気持ちはわかる気がする。

途中から何漫画なのかわからなくなるが、一度読んで自分で評価をつけてみて欲しい作品。同じジャズを題材にした『BLUE JIANT』も凄い良いので機会があれば読んでみて欲しい。描くテーマは全然違うが、その分ジャズという音楽が持つ性質が浮き彫りなると思う。

【思い出シーン】
ーーばか二人 友情は一生もんーー

・聲の形(全7巻)


『障害』『いじめ』『偏見』

社会問題に切り込みながらも、それが一つの娯楽として大衆に受け入れられる。こういう漫画は凄く凄く価値があると思う。(相対的価値ではなく絶対的価値)何度読み返しても泣いてしまう。障碍者とそれを取り巻く人間関係がメインのお話。

ほんの拍子から先天性聴覚障害を持つ『西宮硝子』をいじめる小学生『石田将也』。しかしイジメがエスカレートしすぎて問題が顕在化。責任を取る事に。掌を返したのように友人は離れ、いじめの対象となる将也。そのまま後ろ暗いものを抱え生きるが、人間関係が上手くいかなくなり。高校生になり自殺を考えるようになるが、その前に西宮に謝りにいく事にする。

個人的な感想ですが『特別』を持った人を本当に深い部分までわざわざ理解しようと努めてくれる人って想像以上に少ないもんです。友達同士でさえ、深く理解し合えない事があるのに、共通の体験を持つ事ができない人への理解や共感は想像以上に難しい。双方向がとことん向き合う気概がないとできないです。だから、それができた時の喜びや、対象への依存は自然な気持ちだと思いますよ。

何言ってんだとなると思いますが、読めばこのこと言ってたのかとわかっていただける時がくるはず。巻数も多くなく、漫画としても当然面白いですし、映画にもなってますので是非ご覧いただければと。全ての人に一度は読んで欲しい作品。

【思い出シーン】
ーーあの時、お互いの『こえ』が聞こえてたらどんなに良かったか。あの時は傷つけあうことでしか『こえ』を伝えられなかった。だけど今ではわかるつもり、おまえの『こえ』ーー

・交響詩編エウレカセブン(全6巻)


『王道』『青春』『ロボット』『戦争』

短いお話だからなのか凄くシンプルにメッセージを詰め込んであると思う。やりたいからとりあえずやってみる→判断軸が明確でないから悩む→信じるものを見つけて進む→悩む→信じる。

偉大なる英雄を父を持つ夢見がちな男の子『レントン』、突然ロボットに乗って現れたロボットと話せるという可憐な少女『エウレカ』の誘いに乗り、反政府ゲリラ組織『ゲッコーステイト』の一員へ。特別な機体を操れるレントンはエウレカと共に世界の情勢も巡る争いへ巻き込まれていく。

私たちは社会に当てられて知らず知らずのうちに、頭で打算的に考えるようになってしまうけど、この漫画を読むと、ただ、感情の赴くままに生きていたあの頃が凄く懐かしくなったりする。あの頃の純真さや愚かさは打算のような複雑さはなく凄くシンプルだった。『やりたい』『好き』それ以外に理由なんかなかったなあ。忘れがちな初心を取り戻したい時に一気に読み返したい。

【思い出シーン】
ーーやりたいけどやらないなんて 変わってるねキミもーー

・ジョジョの奇妙な冒険(永遠に終わらないで欲しい)


『戦闘』『哲学』

かの有名な「オラオラオラオラオラオラ」が見れる漫画。効果音が独特。現在第八部まで出ていて本当に長い間連載していただいている。ありがたい。

作者さんが言うにはテーマは『人間讃歌』。言うだけあって凄く示唆に富む言葉がちりばめられていると思います。戦闘描写が多いのですが少し難解な能力や難しい話の構成になってる部分もあって、小学生には少し難しいかもしれない。。。でも読むんだ!!

好きになってくれたらいいなと思ってます。好きな人は凄い好きになる作品。私もファンとしてこうして布教に励んでいるわけです。
何部がオススメかを書いたこのブログも面白い。

【思い出シーン】
6部のプッチ神父がいいこと言うんだよなあ。

持ってないけど読んでみて欲しい8選

・ONE PIECE


『海賊』『冒険』『ドン!』

ONE PIECEはやっぱり外せませんよね。序盤の仲間集めも勿論素晴らしいですが、巻数を重ねるに連れ取り扱われるテーマが社会的になっている中でもしっかりと『らしさ』を出してくるので頭が下がります。

それぞれが違う強みを持ち、違う夢を持つ。それでも一つの集団として、一つの組織として機能していく。良い組織の引き合いに出されるだけあって、メンバーは羨ましくなるような関係性を築いています。

世紀を代表する作品ですね。後世の漫画家は手塚治虫と同じように尾田栄一郎を尊敬するのだと思います。

パート毎の優劣はないと思ってますが、個人的には空島遍と、インペルダウン周辺の話は凄く好きです。男臭い涙が結構好きなんですよね。

【思い出シーン】
ーー奇跡は諦めない奴の頭上にしか降りてこない!奇跡ナメンじゃないよ!!ーー

・DAYS


『サッカー』『根性』『努力』『母子家庭』

個人的にサッカー漫画というよりはヒューマンドラマとしての一面の方が強いと思っています。ヒューマンドラマとして最高峰です。

主人公は全然サッカーできないんですよ。高校からの初心者。その中で当然のように産まれる経験の『差』。それでもできる事を一心にやり続ける姿は仲間を、読者を魅了するんです。また、同僚や先輩もできることをやる以上に更なる成長を求めて常に研鑽の姿勢を崩さなくて魅力的です。生まれ変わったらこういう部活動をしたい。

上手くできなくてもやれることを全力でやる。言葉にすると凄く簡単に聞こえますが、疑惑、不満、慢心、怠惰等があり、人間は意外とこのシンプルなことを続けられないもんです。そんな自分に気付かせてくれますし、同時にその魅力についても教えてくれるスポーツ漫画界の雄です。

【思い出シーン】
ーーつかんでもつかんでもこの手からこぼれ落ちるなら、また何度でもつかめばいい!ーー
ーーどんなに平凡な人間でも目標を持って精進し続ければいつかきっと何者かになれる。生まれながらに特別な人間なんていないーー

・僕のヒーローアカデミア


『ヒーロー』『学園』『ロマン』

私たちは子供の頃『仮面ライダー』や『オジャ魔女ドレミ』『プリキュア』のようになりたいと思わなかっただろうか。(問いを投げかけといてなんですが私はなりたいと思わなかった。笑)

既視感があるわけではないが、どこか懐かしい。人間として大切にしたい部分にズシンと来る漫画。個人的に『ONE PIECE』級に偉大な作品になって欲しいと思っている作品。

『ヒーロー』として描かれる理想の姿は決して人ごとではなくて自分の言葉で直せば『カッコイイ大人』だと思う。こういう人になりたい。こういう大人になりたいという昔の記憶がリフレインして、いつ読んでも『理想の自分』について捉え直せると思う。

素直で献身的で、どれだけの痛みも厭わない精神。そのど真ん中に誰よりも熱い気持ちを持った主人公を見ると何故か涙が。。。できなくてもやる。自分がやる。何故ならそれをやるべきだと確信しているから。

是非序盤の熱さをキープしたまま完結して欲しい。本当に自分もplus ultraしたくなる素晴らしい漫画。

【思い出シーン】
ーー常にトップを狙う者とそうでない者。そのわずかな気持ちの差は社会に出てから大きく響くぞーー
ーーplus ultra(もっと先へ)ーー

・ヒカルの碁


『囲碁』『ライバル』『プロ』

将棋は『ハチワンダイバー』で興味を持ったが、主人公の金髪や競技自体の親近感のなさからどこか食わず嫌いをしていた囲碁。読んでみた所、何故もっと早く出会わなかったのかと嘆かわしくなった。

仲間や家族、チームメイト、異性との関係性は創作においてスポットライトが比較的あたりやすい。それは人間の大半が経験することであり、共感しやすいからだと思ってます。理解がしやすい分どの作品も魅力を感じやすい。そんな中でこの作品の抜きん出てる所はライバルの存在だと思います。抜きん出て印象に残るライバルだった。チーム競技ではない囲碁だからかなのだろうか。もやはトウヤが主人子なのでは。。。

途方もない努力、研鑽、惜しみない競技への愛情、一生の大半ををつぎ込んだのにも関わらず上がいる現実。これしかない。負けたら何を縁に生きていけばわからない。これだけ注ぎ込んでも勝てないのであれば一生勝てないのかもしれない。そういう恐ろしい恐怖と戦いながら挑む。進む。あまりにもカッコイイ闘争心がこの漫画には描かれています。
テーマに『挑戦』を入れるか悩むほど、思い出に残る描写があるので是非見て欲しいです。

アルファ碁の存在が、碁にどのような影響を与えるのかも気になりますね。人ではなく電脳が頂点にいる競技に、人は夢を持って取り組み続けられるのでしょうか。碁の人数が減る契機にならねば良いのですが。。。

残すために生きる。歴史が作り上げてきたものの偉大さも同時に描かれているので是非読んでみてください。

【思い出シーン】
ーー力の差を言ってるんじゃない。目標に向かう意気込みを言っているんだ。ーー
ーー後ろから誰が追いかけてこようと関係ない。ただ前に、前に向かうだけーー

・アヤメくんののんびり肉食日誌


『恋愛』『考古学』『化石』『大学』

表紙からは想像しにくいが考古学という割とニッチな学科の大学生をテーマにした漫画。

大学生という将来を現実的に見なければいけない境遇で出てくる言葉は改めて『好きな事が好きである』ということをを前向きに捉えさせてくれる

恋愛がメインテーマなので読みやすいながらも、こういう生き方もあると共感しやすい形で提示してくれて感動した。同時に友人達の進路の形成のされ方を思い出して、子供の夢の形成には近親者の職業と強い相関関係がある気がしてきた。尊敬できる親であれば自然とその後ろ姿を追いたくなるものなのかもしれませんね。

こういうメインテーマは共感性が生まれるようなものながら、サブテーマがニッチな感じの漫画は結構好き。

音楽も漫画も成熟してきて、コンテンツが十分供給されると、模倣にならないように、良い部分は継承しながら、より細かいニーズに対しての最適化の動きが起きてこういう尖った作品が生まれるのでしょうか。この流れは是非続いていただきたい。

【思い出シーン】
ーーここまで研究してまとめて発表できんのは、世界で、人間でお前だけなんだ。それを忘れんな童貞野郎ーー
ーー自分の心から好きなことをやれ。自分の骨の味を知れ 噛み締めよ 地面に埋めよ 掘り出してもう一度かみしめよ。ソロー ーー

・絢爛たるグランドセーヌ


『バレエ』『留学』『習い事』『プロ』

ボールルームへようこそ』は社交ダンスで魅せる漫画だったが、この漫画はプロを目指す少女達が主人公なのでより習い事としてのバレエの全体観に焦点が当たっている。本当にバレエの実態を描いたのだろうという感じ。バレエの金銭負担、才能、バレエを辞める理由。全く接点がない領域なのに凄く生々しく感じられた。

女主人公というのも良い。今の女性の活躍が期待される時代なら、おしとやかも大切だろうけど、女性のスポ根要素ややんちゃ要素がもっとあってもいいと思う。勝利をもぎ取るためのプロセスも少年漫画の努力、泥臭さ、友情の作り方とは微妙な差異があるように感じられた

バレエの世界だからか『資質』というものにも触れ、『職業』にするために突き詰める必要性も説かれていてどこまでも現実的。普通の幸せを目指すことを進める親と狭い道でもプロのダンサーになりたい子供。どちらを本当に選ばせるべきか等、習い事をさせる親の苦労や覚悟も具体的に描かれているので子供を持つ大人にも読んでみて欲しい作品。

『芸術』『表現』それらのために、『魅せる』ということのために何でもする。トップアスリートの私生活を覗いているような漫画。

【思い出シーン】
ーープロになれるのはほんの一握りだけ。毎日毎日の正しいレッスン。それだけがこの異文化の国から本場で通用するダンサーを育むーー
ーー本番前はいつも怖い。どんなに集中して、どんなに練習しても、まだまだ私たちよりもっと上手い人がいるのに、その人をさしおいて今自分がこの舞台に立つ。それがなんで怖くないっていうの?ーー

・パラダイスキス・BOYsエステ


『ファッション』『恋愛』

えー、この2作品は0.5ずつの点数です。(謎理論)

『パラダイスキス』は進学校の女学生が高校生ながらファッションの世界に飛び込もうとする話。恋愛がメインでどこか現実離れした雰囲気で物語が進むので、おとぎ話を読んでいるような気持ちになりました。

個人的には世の中の風習が、正解と思われる枠の中で生きることを女性に求めがちな世界のような気がしていて、男女問わず、こういう『目が眩むような恋愛や生き方』もあるということを知ってみて欲しいと思いました。(その枠内で生きる事を求めるのは親心ゆえだと思いますが)幸せの形は個人個人で千差万別なのに生き方だけはまるで正解があるかのようにレールがあるから戸惑いますよね。

巻数も5巻と少ないので買おうか悩む作品。

【思い出のシーン】
ーーだけど正しい答えだけ選んで生きても幸せになれるとは限らないでしょーー

『BOYsエステ』はダイエットのお話を面白おかしく描いてくれてます。体型はコンプレックスになりやすく相談するのが少しハードルが高いかもしれません。単純に指摘されても腹が立つし、正しいことだけを言われても疲れてしまう。そんな人に読んで欲しい。上手く寄り添ってくれる漫画です。

・バクマン


『漫画』『漫画家』

バクマンは一つの人生の話だなあと思ってます。

近親者に漫画家を持ち、画力が高い『真城最高』と文才がある天才肌の『高木秋人』がコンビを組んで漫画を描くいていく話。話に出てくる打ち切りやアンケートシステムも現実に即したもので漫画家を取り巻く実態をしっかりと描ききっている。

序盤はどこか恋愛の若さや突拍子のなさに感情移入のしにくさを感じてしまいましたが、最初さえ過ぎてしまえば、覚悟の深さや夢への姿勢に感服せずにはいられない。作品に対する狂気とも言える熱意、周囲への説得のための実績作り、ただひたすらに時間をつぎ込んでのスキルアップ。向き合う事でしか進まない現実。夢を追うって本当に泥臭いことの連続でしかないことを改めて提示してくれる。

人生のエッセンスが詰まっている。

漫画家という職業をきっと好きになる。

こんな人生を送り、こんな恋愛をしたいと、勇気づけられた人がたくさんいると思う。

主人公の10年という時間経過を描ききる偉業のおかげで、夢というものの尊さや、達成の困難さが実際の現実世界にも通ずるように感じられて、深く感じ入った。終盤はずっと泣かされっぱなし。中盤のもどかしさや焦燥もどこか、このカタルシスへのお膳立てだったのかと思ったほど。本当に素晴らしい作品だと思います。これを見てクリエイターがもっともっと増えるといいなと思います。

【思い出シーン】
ーー皆さん、夢を持ってますか?夢を持ち、それに向かって頑張っている人、今夢を探している人、私はその人達を応援したいーー
ーー”亜城木夢叶”っていうペンネームにずっと励まされてきた。ありがとう。ーー

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あとがき

いかがでしたか?

私は書きながらつくづく漫画は偉大な文化だなと感じていました。

どの漫画も私たちに様々なメッセージを送ってきて人生を助けてくれます。そして個人的にこの世のほとんどのコンテンツは前を向けと背中を押してくれているのではないかと思ってます。

好きなシーンを選ぶ時に、言葉が染み入って、また漫画を大好きになってしまいました。

 

少年、少女漫画に大切なのは心です。(持論)

漫画には努力、友情、勝利含め、たくさんの要素がありますが、彼らキャラクターが輝く理由は、達成にはないんです。思い描いて、努力して、困難を打ち破っての達成だからこんなにも胸に響くのだと思います。(天才になりたい人が努力もせず寝てるだけで世界一頭がよくなった話を聞いて私たちが励まされるかと問われると、はい。とは言いがたい。)

その一番最初にあるのは、夢です。願いです。心です。(持論)是非ここを強く汲んで欲しい。彼らは私たちに、夢を見る権利や夢を追う権利を持つ事を後押ししてくれているんだと思います。

そして、個人的にはそれを成す事が漫画家さんにとっての願いなのかもしないと。勝手にそう思ってたりします。

熱くなってしまいました。社会人を頑張るためにも暫くは漫画界ともお別れです。漫画で励ましていただいた分頑張らねば。

全てのクリエイターの方々に感謝ですね。

大人向け漫画編は

誰かの一助になれば幸いです。

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